CLIPSTUDIO TABMATE を購入して3日使い倒したのでレビューします。¥
今日の進捗
本日は背景美術の作成に先駆けて、美術設定を行いました。
学院モノなので、学院の顔となる正面の風景を設計しました。
まだイメージラフの段階ですが、お嬢様学校感が出ているのではないかと思います。
以上、今日の進捗のコーナーでした。
「絵を描くのが超快適になる!」
という売り文句のCLIPSTUDIO TABMATE。3日ほどメインで使ってみたので、メリデメ含めレビューしてみたいと思います。
ちなみに私は描画ソフトでキーボード以外のショートカットデバイスを使用したことはありません。
メリット
- ★このメリットが最も大きかったです。ホイール上下にブラシサイズを設定すると、ブラシサイズを変更するたびにキーボードで「カチカチカチ」と連打しないといけないのを、ホイールで「コロコロコロ」といった感じで、指の負担が少なく済みます。また、ホイールそのもののコロコロ感も気持ちがいい。
- 左手を卓上の、キーボードの左下に固定させる必要がなく、手をぶらさげたりしていてもショートカットにアクセスできます。キーボードと比べて左手の位置が縛られないのは、思った以上に快適でした。
- 2に関連して、作業がより場所に縛られなくなりました。ベッドに寝ころびながらでもショートカットをガシガシ使えます。
デメリット
- 自明ですが、やはりアクセスできるショートカットの数は、やはりキーボードと比べると限られます。
- 1に関連して、ボタン数が限られているので、どのボタンにどのショートカットを適用するかはなかなかセンスが問われます。ガジェットによる最適化に関心の薄い人にとってはこの取捨選択は悩ましく、無用の長物になりかねません。
- しばらく手を止めると電源がOFFになり、長押しして起動しないといけないのがプチストレスです。
- 背面のトリガーボタンが少し押しづらい気がします。多分私の手が大きい所為で、女性の方だったら感じないかも。
- CLIPSTUDIO専用なだけあって、(少なくとも通常使用では)他のアプリケーションには使用できない
つまりこのデバイスはどういうデバイスか
ツールのためのガジェット投入って、1「快適性」2「効率性」と、二つの側面があると思いますが、キーボードショートカットを使っている人にとって、このデバイスを投入する理由は十中八九、前者かと思われます。やはりキーボードの方がアクセスできるショートカット数が断然多い。
しかし、スクロールによるブラシサイズ変更は(これが目的で購入したのですが)、キーボードと比べても様々なサイズのブラシにアクセスしやすくなり、結果的に表現の幅が広がりました。感覚的に最適な描画のサイズにアクセスできるのは、アナログで描いているような気持ちよさすらあります。
この気持ちよさと、左手、ひいては作業の場所を選ばない快適さは、他の細かいデメリットを補って余りあるくらい快適なデバイスだと私は思いました。しばらくは私にとってなくてはならないデバイスとなりそうです。